睡眠時間を確保し、よく眠ることは健康にとって大切なこと。
そのポイントをご紹介します！

　みなさまに暮らしと住まいを快適にするためのちょっと役立つ情報をお届けいたします。今回のテーマは「睡眠」です。
　世界の中でも睡眠時間が短いと言われる日本。国の調査によると、睡眠時間を６時間未満と答えた人は、全体の約４割だそうです。

睡眠時間を確保し、１日の過ごし方にメリハリを

　働く世代は日々忙しいため睡眠不足になりがちですが、心身ともに健康を保つためには、だいたい６～９時間が必要で、最低でも６時間は確保すると良いと言われています。
　リタイア世代は長寝にご注意を。睡眠時間は８時間程度で十分とされています。長く眠ることよりも、よく眠れたと実感することが大切です。
　そこで、しっかり眠れるための工夫をご紹介します。

●日中、しっかり動く！

　しっかり動くことで適度に疲れ、寝つきが良くなり、睡眠の質が高まり
ます。運動だけでなく、暮らしの中での活動でもＯＫです。
・働く世代の活動例…野球、ハイキング、軽い大工仕事、雪かき、適度な重さの荷物の運搬など。さらに重い活動なら、…ジョギング、サイクリング、水泳、大工仕事、重い荷物の運搬、テニス、登山、農作業など。
・リタイア世代の活動例…散歩やストレッチ、ヨガ、体操、卓球、ゴルフ、家の掃除、草むしり、軽い荷物の運搬など。

　寝る前２～4時間の運動などの活動はかえって目を覚ますので避けましょう。

夕方以降の過ごし方と寝る環境が快眠のカギ！

●夕方以降はカフェインを控える

　カフェインは覚醒作用や利尿作用があるため、眠りを浅くしたり、トイレに起きたりすることも。とはいえ、夕食後にお茶を飲むこともありますよね。そこで、ノンカフェインの飲み物はいかが？ 今はノンカフェインのコーヒーや紅茶も多くあります。
・緑茶の飲み方を考える…緑茶のカフェインは、コーヒーの１／３程度と言われますが、摂りすぎると眠りに影響が。緑茶を水出しすることでカフェイン量もぐっと減らせ、リラックス効果を高めるテアニンが抽出されるのでおすすめです。

●スマホを制限する

　寝る1時間前にはスマホをやめ、目覚ましに使う場合は、眠りを妨げるＳＮＳなどの通知を切りましょう。

●寝室の環境も大切

・冬の室温は20℃前後がおすすめ！ エアコンを使う場合は、乾燥するので加湿器を使ったり、濡れたタオルを干すなどの対策をしましょう。
・布団はどう使う？…羽毛布団と毛布を合わせて使うと、羽毛布団の保温効果を十分に活かせると言われていますが、最近は、毛布の種類によって使い方に違いがあるそうです。
・布団と毛布の合わせ方…ポリエステルなど合成繊維の毛布は羽毛布団の上に。ウールやカシミヤなどの天然素材の毛布は、羽毛布団の下に掛けたほうが、温かさや肌触りの良さを感じられます。羽毛布団の上に毛布を掛けて重いと感じたら、タオルケットもおすすめです。

家計の味方！もやしの魅力とは？

冬は年末年始もあり、何かと物入りですね。献立を考えるときもお財布と相談…なんてことも。そんななか、工場で大量に栽培されるため、収穫量が天候に左右されず、価格が安定しているのがもやし。鍋に入れたり、焼きそばや炒めものの具にしたりと、使い勝手も良いですね。そんなもやしには、大豆、ブラックマッペ、緑豆の3種類があります。カルシウム、カリウム、ビタミンC、葉酸、アスパラギン酸と栄養も豊富なのです。大豆もやしは、豆がついているので独特の味と食感が特長。ナムルやスープ、炒めものにおすすめ。ブラックマッペもやしは、やや細めでほのかな甘みが特長。焼きそばやラーメンに良いですよ。スーパーなどでいちばん見かける緑豆もやしは、やや太めでくせのない味が特長。汁物にも炒めものにも向いている万能選手です。

プロテインをもっと手軽に！

　プロテインは最近、たんぱく質を手軽に補えると、年を重ねた人、女性などにも人気が高まっています。牛乳が原料の「ホエイプロテイン」は吸収速度が速く、筋肉づくりに効果的。「カゼインプロテイン」も牛乳が原料で、グルタミン酸、ロイシン、バリンなどのアミノ酸が豊富。カルシウムやナトリウムの吸収を促進させる働きもあるとか。大豆が原料の「ソイプロテイン」は植物性たんぱく質が摂取でき、美容にも効果的だそう。メリットは、ホエイプロテインは筋肉量が増え、疲労感の軽減、消化吸収が早い、水や牛乳に溶けやすい。運動前後の摂取がおすすめです。カゼインプロテインは体内のアミノ酸濃度を長時間高い状態で保てるとか。体への吸収に時間がかかるため就寝前などにおすすめです。ソイプロテインも体への吸収に時間がかかるため腹持ちが良く、体内のたんぱく質が枯渇しにくい、また、空腹を感じにくいため、食べ過ぎ対策にも。就寝前や間食代わりに。それぞれ体質に合うかどうか、確認してから摂りましょう。

乾いたウェットティッシュどうする？

手指の除菌などで持ち歩くこともあるウェットティッシュ。一度開けてそのまま…久しぶりに見たら乾いていたってこと、ありませんか？ 乾いてしまうと、残念ながら除菌効果はなくなっている場合が多いですが、せっかくなので別のことに使ってみてはいかがでしょう？ 丈夫な不織布製なら、キッチンのコンロやサッシまわりの汚れ取りに活かせます。フライパンについた油汚れを拭き取るのにもおすすめ。パソコンやルーターまわり、テレビ台の裏側のホコリ取りにも良いですよ。フロアワイパーに装着し（ワイパーの大きさによっては2枚使う）、床掃除をするのにも重宝します。ちなみに、ウェットティッシュは、一度開封したら早めに使い、保存する際は高温や直射日光を避け、空気を抜いてからフタをすることで乾燥を軽減することができます。